学生・女子大生が失敗しないためのクレジットカードのお話(海外旅行・審査の知識・おすすめランキングも)

私自身現役の女子大生です。大学1年生の4月からアルバイトをしている信販会社で培った知識・経験をもとに、学生に向けて「クレジットカードの落とし穴」や「クレジットカードの便利な使い方」を伝えられればなと思います。学生ならではの目線で、時には実体験も踏まえて参考となる情報を発信できるように日々更新頑張ります!!

利用可能枠って何?限度額と何が違うの?初心者がよくわかっていないクレジットカードの話

 

 

   f:id:ak525emerald:20161028000340j:plain

                                                   photo  by  https://jp.pinterest.com/pin/225320787585824884/

 

 

 

 月末の25~30日や、月初の3~8日などはクレジットカードの支払いや、個別クレジットの支払い日として設定されていることが多いです。

 

 クレジットカードを利用する人で、社会人の方はある程度の限度額を持っていると思うので、限度額いっぱい使うような月はほとんどないと思います。

 

 一方で学生なんかは基本限度額が10万円〜多くても20万くらいに設定されている方が多いと思うので、海外旅行なんかに行くと限度額いっぱい使うなんて月も以外と多くあるんじゃないでしょうか?

 

 それこそ以前、「幹事はまとめてクレジットカードで支払うべき」みたいな記事を書きましたが、幹事になってそれなりの大人数の飲み会をまとめて支払ったら、ポイントはたくさん貯まるけど限度額ギリギリ使っちゃうことになっちゃうこともありますよね。

 

 

 

ちなみに以前の記事 ↓ ↓

cardgirl.hatenablog.com

 

 

 そんな時は残りの利用可能枠だけでその月をなんとかやりくりすると思いますが、もし飲み会がその月の10日にあったとしたら、残りの約20日間をクレジットカードの枠がほぼ0の状態でやらなきゃならない可能性があります。

 

 それはきついですよね。

 

 そんな学生に向けて、利用可能枠はいつ復活するのか、そして限度額とどうかかわりがあるのかについて、実際に混同している人も多いと思いますので、詳しく解説したいと思います。

 

 

 

 

 

 

利用可能枠とは

 簡単に言うと、その人の限度額から、今月使った分を引いた残りの金額を指します。

 

◎具体的な数値を示すと、

 

例、限度額20万円のカードで、今月18万円分の買い物をしました。

 

 このような状況では、今月あとカードで決済できる金額は2万円です。そしてこの2万円が今月の残りの利用可能枠です。

 

 

 

 

 

 

利用可能枠の回復

 カードは原則、利用分の請求書がしばらくして届き、その後支払いという流れになります。支払いが完了すれば利用可能枠が復活します。

 

 逆に言うと、支払いが完了しなければ利用可能枠は復活しないので、締め日直後にカードの限度額に近い額を使ってしまった場合は、その月カードはほぼ使えないことを覚悟しましょう。

 

 さらに、その利用可能枠、支払い当日に復活するとは限りません。口座振替の場合、銀行が私たちが指定した口座から利用額を引き落とし、その「支払いが完了した」という情報がカード会社側に届いて初めて、利用可能枠が復活します。

 

 ここで問題なのが、この”支払いの完了”のタイミングと”利用可能枠の復活”というタイミングにタイムラグが生じることです。

 

 私の同じ大学の友達は、月が変わったら利用可能枠が復活すると勘違いしている人がいたので、きっと多くの人、特に学生で勘違いしてらっしゃる方が多いと思います。月が変わるのは全く関係ありませんよ。関係あるのは支払が完了したかどうかということです。

 

 

 

 

 

タイムラグはカード会社によって異なる

 利用可能枠の回復が厄介な理由は、このタイムラグがカード会社によって異なること。そして引き落としされる銀行によっても異なるということです。

 

 例えば、私も持っている「楽天カード」を例にあげて考えます。

 

f:id:ak525emerald:20161027232906p:plain

 

 私の使っている楽天カードは毎月27日(27日が土日祝の時は翌営業日)が支払日なので、表から見ると早くても翌営業日、遅いと4営業日後になやっと反映するということです。

 

 注意しなければならないのが「翌営業日」というワードですね。つまり、支払日が何曜日かによって、最短で反映する翌営業日がいつなのかというのも変わってきます。

 

f:id:ak525emerald:20161027233630p:plain

 

 例えばこれは今年(2016年)の5月のカレンダーです。見て分かる通り27日が金曜日になっていると思います。

 

 つまり、支払日が27日の金曜日なので、翌営業日と言ったら30日になります。最短でも3日後の反映になりますよね。

 

 このケースで4営業日後って考えると6月2日になります。支払いは27日の午前中が多いはずだから、支払いが済んだ日から数えると、30日の朝まで丸3日間以上利用可能額が復活しないということになります。

 

 この関係性を十分に理解していないと、支払いが終わったと思って店頭でまたカードを使おうとしても使えないってことがあると思うので、注意してください!!

 

 ちなみに、私は楽天銀行の口座を持っていて楽天銀行の口座から引き落としをかけてもらっているので、支払日の早朝に「支払いが完了しました」というメールがきます。そして午後ネット上で利用可能枠の状況を見たら復活していたので、実際に当日枠が復活していました。 

 

 繰り返しになりますが、このタイムラグばっかりはカード会社によって異なります。そのため全てを説明することはできないのですが、仮に例の1つとして『三井住友VISAカード』があったので調べてみました。

 

f:id:ak525emerald:20161027234846p:plain

 

出典:よくあるご質問の詳細 -カードを限度額いっぱいまで利用したあと、次に使えるようになるのはいつからですか? | 三井住友カード株式会社

 

 三井住友VISAカードの場合は、引き落とし銀行にかかわらず、支払日当日から利用可能枠が復活しているみたいですね 

 

 

 

 

最後に

 今回の利用可能枠と限度額の関係、タイムラグに関して知らない学生さんたくさんいらっしゃったと思います。

 

 日々クレジットカードに関する情報を発信していて思いますが、やはりお金に関すること、クレジットカードに関することは知らないことは圧倒的に”損”です。逆に知っていると圧倒的に”得”です。

 

 クレジットカードの限度額の引き上げというのは、再度審査が必要なので時間がかかるものです。加えて、基本学生の間はほとんど限度額の引き上げは認められないと思っておいた方が良いです。

 

 そんな限られた限度額を無計画で目一杯使ってしまっては、利用可能枠復活までに時間がかかり、その月苦しい生活になる可能性もあります。

 

 消費者金融ではないですが、まさに”ご利用は計画的に”という言葉を常に心に持っておいてください。

 

 

ちなみに参考記事:

cardgirl.hatenablog.com

 

 

 参考になれば嬉しいです!読んでいただきありがとうございました。