意外とじっくり見たことがない、クレジットカードの表面・裏面にある情報を詳しく解説!!
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皆さんは何枚クレジットカードを持っていますか?同じクレジットカードを持っている人はそういないだろうから、皆さん発行元の異なるカードを持っていますよね。
持っていらっしゃるそのクレジットカード、それぞれをじっくり見たことがありますか?カード番号であったり、有効期限であったりがカード表面にあるのはなんとなく知っていらっしゃる方もいるかとは思います。
しかし、以前の「エポスカード」の記事でも書いたように、世の中にカードのデザインは複数あります。エポスカードだけでもあれだけあるんだから、発行されているクレジットカードを全て並べたら、どれ1つとして全く同じものはないかもしれません。
ちなみに以前の記事 ↓ ↓
(よかったらこっちも読んでくださいね〜!!)
ここで問題なのは、カードのデザイン自体は自由だけど、必要な情報は必ずカードの表面・裏面の指定の位置に掲載しなければなりません。どのカードを見比べても、必要な情報は必ず載っています。
じっくりカードを見たことがない人のために、カードの表面・裏面上の情報を詳しく解説します!!
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①クレジットカード名
ここにはクレジットカードの名前が入ります。
私の持っているカードに関しては、
- 楽天カード → カード右上に「楽天」のロゴ
- エポスカード → カード左上に「EPOS CARD」の文字
- 三井住友VISAカード → カード中央部に「三井住友VISAカード」の文字
がありました。カードによって若干位置がずれることがあります。
②ICチップ
ICチップは、カードの偽造や不正使用を防止するための役割を果たしています。このチップにはクレジットカードの決済データや会員情報が記録されています。そのため、利用時にはPIN(暗証番号)が必要となります。
このICチップがあるおかげで、一定額(フロアリミット)*1以下の決済では、処理が高速になります。
ただし、ギフトカードやリワードカード*2など、一般的に価値がそんなに高くないとされるものは、ICチップが省略されているものもあります。
③カード会員番号(通称ビンナンバー)
以前の記事でも書きましたが、最初の1文字でカードの所属を区別しています。
ここで余談ですが、銀行キャッシュカードやクレジットカードなどの磁気ストライプ付きカードは、最初の1桁目を主要産業識別子としています。これは意外に知らない人が多いんではないかと思います。
カードの番号体系は以下のようになっています。
- 航空
- 航空/その他予備
- 旅行・娯楽/銀行・金融
- 銀行・金融
- 銀行・金融
- 運送/銀行・金融
- 石油/その他将来発生する産業
- ヘルスケア/医療/通信/その他予備
- 国家
カードの1番目の番号でこのように識別しています。
詳しくは以前の記事でチェックしてくださいね! ↓ ↓
また、最初の6桁がBIN(Bank Identification Number=銀行識別番号)というものになります。この6桁でカードのイシュア(発行事業者)を特定します。
そして、番号の残りの部分はイシュアによって割り当てられる会員固有番号とチェックデジット*3になります。
④有効期限
カードの使用有効期限・その他カード発行年月が表示される場合もあります。
⑤会員氏名
プリペイドカードやギフトカードでは表示されない場合もあります。
⑥国際ブランドのアクセプタンス(受け入れ)マーク
使用できる加盟店やカード会員がお互いを認識し合うためのマークです。加盟店の店頭や、レジに表示されます。
国際ブランドはそれぞれアクセプタンスマークを持っています。国際7大ブランドに関しても以前の記事で書いています。
まずそもそも国際決済カードブランドとはどのようなものか知っていますか。今現在、国際7大ブランドと呼ばれるものがあります。以下に挙げてみました。
- Visa
- Master Card
- 銀聯
- アメリカン・エキスプレス
- JCB
- ダイナースクラブ
- ディスカバー(日本国内では発行されていない)
出典:日本で唯一の国際ブランド、JCBカードの魅力に迫る! - 学生に読んでほしい、クレジットカードの話(海外旅行・審査の知識・おすすめランキングも)
裏面
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⑦磁気ストライプ
ICカードが普及されるまでの代用として使われています。
⑧サインパネルとセキュリティコード
この欄に自分のサインがないと、基本的にカードは使用できません。買い物でクレジットカードを利用時にサインを求められると思いますが、この欄に記入したサインと一致させなければなりません。
サインは漢字フルネームでもアルファベットでも構いません。
サインに関しても以前の記事で書いているので参考にしてください。 ↓ ↓
⑨カード発行会社
カードを発行する会社名なので、①のクレジットカード名とは異なります。
例えば「みずほマイレージクラブクレジットカード」であれば、裏面の⑨の欄には「株式会社クレディセゾン」とあります。
⑩ATM、アクセプタンスマーク
海外で利用可能なATMのロゴが記載されます。海外のATMに貼られたステッカーとこのマークが同じであれば、利用できます。
見たことあるとは思いますが、以下のようなマークがあるはずので、参考にしてみてください。
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⑪ポイントプログラム
カードによって異なります。ない場合もあります。
最後に
意外とじっくりカードの表面って見たことないですよね。上記で解説した以外にも、カードにはホログラムというもの、偽造防止のためについています。このホログラの位置に関しては決まりがなく、表面にあるものもあれば、裏面に印刷されているものもあります。
こうやって詳しく見ると、カードのあらゆる番号、ロゴ、マークはちゃんと意味があってあるんだなと感じますね。
特に、私は③のカード会員番号で、カードの体系を識別しているのを最近まで知りませんでした。知らなかった方はまず手持ちのカードから、1桁目の番号を見てどんなカードなのか知るのも面白いと思います。それによってサービスや特典も異なりますからね。
ぜひ参考にしてみてください。読んでいただきありがとうございました!!