闇金の10個の手口を知れば、その怖さがわかるはず
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銀行のカードローンの審査も通らず、消費者金融のカードローンも通らず、その方が行くつく先は「闇金融」ですよね。
貸金業を営む場合は都道府県の登録が必要ですが、登録を行っていない業者のことを主に「ヤミ金融」「闇金」「ヤミ金」と言います。これらヤミ金は法律で定められた金利の上限を無視した高い金利で貸付け、取り立てもまさに「闇金ウシジマくん」のような感じで、なんでもありです。
そんな金融業者から借りると100発100中カモにされます。
最初は比較的簡単に借りれますが、その回数が増えると金利だけでももう絶対返せないような金額になります。
この闇金の手口と、闇金に絶対手を出してはいけない理由をまとめてみました。
闇金の実態
確実にこれに該当すると「闇金」っていう定義はないが、基本以下に当てはまる業者は闇金と判断していいと思います。
- 貸金業者として登録していない
- 会社の電話番号が携帯電話のみ、もしくは固定と携帯電話の2つ番号記載あり
- 登録の番号がない、電話番号非表示
- 借りる際に生命保険や自動車保険を掛けさせられる
- 取り立て方法が異常、不法侵入、監禁等
- 無保証・無担保で多額の金額を貸してくれること、もしくはその誇大広告
最近のヤミ金融
近年、消費者金融であっても堂々と有名俳優を起用して大々的にCMを流すような時代になってきました。それだけ消費者金融が金融機関として認められているということですよね。その分規制も厳しく、消費者金融は審査も厳しくなっています。消費者金融もお金のやりくりの中でうまく使えるなら問題ないと思います。
昔は「消費者金融」と「闇金」を混同するケースが多かったですが、今は全く違いますし、まだ区別が付いてない人は絶対に混同してはいけません。消費者金融は今は貸金業者としてルールに則って営業しています。
ただ問題なのは、この消費者金融の規制が厳しくなった、審査が厳しくなたせいで、ヤミ金に流れる人が増えるんじゃないかというところです。
闇金の手口を知ってその怖さを実感してください。
闇金の手口
- 法外な高金利での貸付
これは闇金の手口で最も多いものです。「闇金ウシジマくん」の漫画の中でも「トトゴ」、つまり10日で5割の金利で貸し出していました。
でもこんなのはましな方で、「イチジュウ」つまり1日で10割の高金利で貸し付ける業者もいます。下手したら1時間単位で利息が付くような貸付を行っている業者もいます。この手の業者は競馬場や競艇などギャンブルをする場でよく見られるらしく、普通に人間ならどんなにお金に困っていても借りないような金利だけど、ギャンブル中毒者は借りちゃうみたいです。
- 090金融
日本においては、貸金業を営むものは必ず「固定電話を設置」して貸金業登録しなければならず、また、その広告には固定電話の番号のみを必ず掲載しなければならないと貸金業法で義務付けられています。
しかし、一部090、080、070から始まる電話番号を記載している業者があります。これは間違いなくヤミ金融で、これらは基本「飛びケータイ」と呼ばれるものです。つまり他人や架空の名義で取得したものなので、使えなくなったらすぐに飛ばせるものです。
その他、悪質代理店の携帯電話の横流し品であったり、遺失物または盗品であったりします。
- キャッシュバック金融
これはキャッシング枠のあるクレジットカードを買い取り、現金化するというものです。まだキャッシング枠の残っている顧客から、クレジットカードそのものを買い取ります。
仮に後でカード会社から支払いが滞っていると連絡が来ても、「転売目的での購入場、一切支払いしません」というような立場をとります。その場合逆に借り手のクレジットヒスとトリーが傷つきますし、借り手が「支払わなかった 」と言う理由で詐欺等の名目でカード会社より訴えられる可能性があります。
- 買取屋
これは「ショッピング枠を現金化」するものです。
最近ではクレジットカードのキャッシングは以外と多くの人が利用しています。そのクレジットカードのキャッシング枠がいっぱいになった時に、それでも現金が必要という人を狙った手口です。
ショッピング枠で、高額な家電製品、高級ブランド品や時計などを買わせ、買取屋はそれを半分以下の金額で買い取ります。その後下取り業者に買った以上の金額で転売し、多額の利益を得ます。
以下手口の詳細です。
例えば、
- クレジットカードのショッピング枠で20万円のブランドバッグを購入
- 買取屋はそれを3割程度の金額で買い取ります。つまり6万円程度です。
- 借り手は6万円の現金を手に入れます。
- 買取屋はその6万円で買い取ったバッグを16万円ほどで売ります。
- 買取屋は10万円の利益が出る。
- 一方で借り手は6万円借りるのに20万円のショッピング枠を使う、つまり14万円マイナスになります
- 整理屋
これは「法的整理の手付金」や「債権者(貸し手)への返済金」などの名目で多額のお金を取り、ずさんな処理をする手口です。
よくありがちなのは「借金解決します!お任せください!」などのような広告を出している業者です。
本来借金の整理は、弁護士や司法書士などの資格を持った人しかできない業務です。ヤミ金は当然資格なんか持っておらず、「借金の整理」は名目上だけで、実際には着手金を取る手口です。
一部実際に弁護士とつながりを持った闇金もいて、弁護士が借金整理をやってくれる業者もいますが、普通に弁護士に任せた時にかかる費用の何倍も取られます。
- チケット金融
これもとても巧妙な手口です。
まず、「代金は後払いでいいから」と言ってチケットをもたせ、換金ショップにて換金させます。そうすると現金が手に入りますよね。そしてチケット金融は後払いの代金の名目で元利金を回収します。そして数日後にその利息を法外な金利で請求します。
ここで問題なのは、チケット金融と金券ショップは大抵繋がっています。チケット金融側の主張としたら、チケットの転売をしているだけで、貸金業ではないから、法律に反しないというところです。つまり、買い取り業者と回収者(チケット金融)が一見別人であるというスタンスなので、出資法を脱法しています。
- から貸し
もはや貸借りの契約も行わず、多重債務者に対して脅迫をして返済請求のような手法を用いることです。
近年ではその中でも「お悔やみ電報」を用いて、「あなたの債務を引き継ぎましたので、至急連絡をください。連絡がない場合は近親者に危害が及びます」というような脅迫文を送ります。これが手口です。
ターゲットとされる人の多くは、多重債務者、自分がどこでいくら借りているか把握しきれていない人になります。カモにされます。
見覚えのない返済の請求や、返済方法の急な変更には注意してください。
これは融資の申し込みや契約もしていないのに、いきなり勝手に被害者の口座などに振り込んで、その後法外な利息を要求する手口です。
完済していたとしても過去に闇金でお金を借りたことがある人、借りるまではいかなかったが闇金に申し込んだ経験がある人は要注意です。
ヤミ金側に個人情報が知れ渡っている可能性がありますし、個人情報の名簿が売り飛ばされていて、全く身に覚えのないところから請求が来ることがあります。
小額だから確かに利息もそこまでめちゃくちゃ高額ではありません。しかし、ヤミ金が怖いからといって利息分を払っては絶対にいけません。カモにされ、その後もなんども利息を要求されます。
- 家具リース金融
これはリース業者を装って暴利を得ることです。
出資法の金利規制を避けるために、債務者の家具を一旦買い取り、それを債務者に「リース」という形でリース契約を結ばさせます。そして高額のリース料を請求するという手口です。
家具等を買い取るために古物営業許可書を手に入れ、あくまでもリース会社という程で営業します。
ここで問題なのは、「リース契約」と「売買契約」しか結んでおらず、出資法・貸金業法の規制を受けないこと。また、家具の売買が名目なので、ヤミ金側が家の中に侵入することができることです。とても巧妙で危険な手口です。
- 紹介屋
これは「お金を借りたい」と申し込んできた客に対して、「うちでは貸せないけど、審査の通りそうな業者を紹介する」と言って適当な金融会社を紹介し、手数料を取る手口です。
紹介する業者は特別審査も甘くない普通の金融業者だったりします。裏で手を回して口をきかせるようなことも全くしていません。
最後に
ヤミ金業者の手口は、先述した以上に沢山あります。年々増えていっていますし、その1つ1つが巧妙になっています。今後もより巧妙な手口、かつ一見すると法律に反しないやり方が出てくるのは避けられません。
ヤミ金は絶対に手を出してはいけません。これはなんども言います。
仮に完済できたとしても、その後にも怖さがあるのがヤミ金です。どんなにお金に困っていても消費者金融で止めておきましょう。あなたの人生狂ってしまいますよ。
参考図書:
読んでいただきありがとうございます!!