あなたが持っているそのカード、リボ払い専用カードじゃないですか?
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学生でも、収入の少ないフリーターでも、さらに収入のない主婦でも本人名義のクレジットカードが作れる時代になりました。
しかし、やっぱり収入が低くてもクレジットカードが持てるということは、裏があります。最近では特に、そういう信用力の低い人向けの「リボ払い専用クレジットカード」が多く発行されています。
リボ払い専用であっても、クレジットカードに違いありません。
ただ問題なのが、持っているカードがリボ払い専用クレジットカードだとわかってない人が多いことです。
そういう方々のために、「リボ払い専用クレジットカード」を詳しく解説します!!
リボ払い専用クレジットカードとは
その名前の通り、原則リボ払いしかできないカードです。仮に支払いの際に「一括払い」を選択したとしても、支払いの方式は自動的にリボ払いになっています。
リボ払いは手数料がかかるので、毎月の支払額は「元金の一部 + リボ手数料」という構成になっています。
リボ払い専用カード一覧
- ファミマTカード
- JCB EITカード
- P-one FLEXY
- DCカード Jizile
- 三井住友VISAエブリプラス
- ジャックス ポンタプレミアムプラス
- ライフカードStylish
- オリコカード Upty iD Sweet
- UCカード FREE BO!
- セディナカード Jiyu!da!
- UPty QUICKPay Speedy
- SBI ゴールドカード
- 三井住友カードゴールドローン
- アコム マスターカード
- ジャックス R-Styleカード
私は学生なんですが、同級生の友達で持っている子が圧倒的に多いのは、ファミマのTカードですね。多くは店舗で勧誘されて作ったと言っていました。
でもここに大きな問題があって、ファミマのTカードって一見すると「リボ払い専用カード」っていうのがわからないんですよね。
「リボ払い専用」という明記がない
昔ほどではないけど、今でもファミマのTカードがリボ払い専用カードであることわかってない人多いとおもいます。それも学生に多いですね。
問題なのは「リボ払い専用」と堂々と告知しているカード会社が少ないことです。どのカードも必ずリボ払いに関する記述が会員規約には絶対にありますが、正直読んでもわからないことが多いし、あんな細かい字読む気になれませんよね。
できれば「リボ払い専用」とカード表面に記載があればいいですけど、そこまで法律も整っておらず。カード面に小さく「リボルビング専用」や「RIVOLVING」と記入があるものもあるけど、そのフォントとか位置とか法律で義務付けられているものもなく。
現状そういう感じなので、よくわからず大学生になってとりあえずクレジットカードを作ろうと思う人、注意してください。決してファミマTカード限定の話ではありません。
クレジットカードを発行する側としても、もっと「リボ払い専用」とかっていうのを明確に分かるような規制を設けたり、申し込み時に明確に口頭で伝えることを義務付ける必要性があるんじゃないかなと思います。
リボ払い専用カードのメリット
- 審査に通りやすい
そもそもリボ払いというのは、支払いが厳しい人のために毎月の額を小額に抑えられる便利なサービスです。カード会社側としてもリボ払いを利用してもらうことで手数料収入が得られます。だから多くの人に利用してもらいたいという意図があります。
そういうカード会社側の意図もあってか、通常のクレジットカードに比べて、リボ払い専用カードの方が審査に通りやすい、審査が甘い傾向があります。
一般のクレジットカードに落ちてしまった学生、フリーター、主婦でもこの「リボ払い専用カード」であれば、大抵はクレジットカードを持つことができます。
- 支払いの計画が立てやすい
リボ払い専用カードの特徴は、いつ・どこで・いくら使っても自動的にリボ払いになることです。リボ払いは毎月決まった額が引き落としされるので、毎月の支払い額に変動がありません。だから、毎月支払額が決まっていて、あと何回で支払いが終わるのか明確にわかかります。
また毎月の一定の支払額は自身で設定することができるので、自分の状況に合わせて支払額を設定し、無理のない返済ができます。
- ポイント還元率が高い
カード選ぶで重要なポイントの1つに、「どのくらいポイントがつくか」というのがありますよね。
リボ払い専用カードの特徴は、このポイントが通常よりたくさんつくことです。多いものだと通常のクレジットカードよりも2倍のポイントがもらえるケースがあります。
このポイントを例えば1ポイント=1円として利用できる場合もあるので、うまく使えばリボ払い専用カードでも「お得」になるかもしれません。
- 店頭で「リボ払い」と告げる必要がない
学生やフリーターの方やっぱり日々の生活でお金のやりくり大変ですよね。そんな中で急な買い物があった時に店頭で「リボ払いで」っていうのが少し恥ずかしい気がしますよね。また、男性だとどんなにお金がなくてもここぞという時は女性の分ぐらいは支払いたいときありますよね。そんなときに「リボ払いで」っていうとカッコがつかないですよね。
そんなときでも、仮に店頭で「一括払い」って言っても自動的にリボ払いになるので
何も恥ずかしい気持ちになる必要はありません。安心してください!!
リボ払いのデメリット
- 手数料が高い
貸金業者は利息制限法により、貸付額に応じて15~20%の上限金利で貸付けを行わなければなりません。
リボ払いの多くはだいたい15~18%に設定されていることが多いです。これは消費者金融と同レベルの金利手数料です。
だから、1万円程度の小額の利用であればそこまで手数料が取られることはありません。しかし、家電や高級ブランド商品などを購入した際は元金も多くなるため、その分金利手数料もたくさんかかってきます。さらに、毎月の支払額が小額だとその分多くの金利がかかりますので注意が必要です。
- 返済が長期になる可能性あり
たまにクレジットカードで決済する分は構わないと思います。ただ、普通の一般のクレジットカードと同様に頻繁に決済していたら、支払額は一定なのに残高が増えるばかりで一向に支払いの終わりが見えません。
小額だと思って頻繁に決済していたら、何年たってもその小額を未だに少しずつ返済し続けているという状態になります。
クレジットカード利用が一般的な世の中で、仮にリボ払い専用だったとしても使う機会はたくさんあると思います。毎月の一定額を増額するのでもいいし、余裕があるときは繰上返済をするのが良いと思います。
- 支払い方法がリボ一択のみ
店頭で支払いの際に、どんな支払い方法を選択してもリボ払いとなるのはメリットとも言えます。ただ一方でデメリットとしても捉えることができます。
というのも、ボーナス一括払いとか2回払いとか、一般のクレジットカードだと支払い方法も複数選べます。しかし、リボ払い専用カードはいうまでもなくボーナス払い等は選べません。
先述しましたが、こういう面でもやはりできるだけ早くリボ支払い期間を終えることを念頭に置いて、余裕があるときなどに増額返済・繰上返済をするのが良いと思います。
最後に
リボ払い専用カードも普通のクレジットカードと同様に利用できます。リボ専用であることをクレジットカードに大きく明記すべきだと先述しましたが、やっぱりカードの色やデザインもステイタスの1つ。「リボルビング専用」なんてカードに記載があったらかっこ悪いですよね。
だからやはりクレジットカードの入会の申し込みの際に、店頭の人に「リボ払い専用かどうか」というのを確認すること。そして申込書とともに会員規約も、わからなくてもとにかく目を通して「リボ払い」と記述のある付近だけでもできるだけ丁寧に読むことが重要です。
私はリボ払いは支払い方法の選択肢の1つとして大いに利用すべきだと思っています。便利なサービスであると思います。
私自身も、支払いに困っていたわけではないけど、社会勉強の1つとしてリボ払いをあえて選択したこともあります。想像以上に手数料は取られちゃったけど、実際にやってみて初めてそのメリットもデメリットもわかりました。だから少し余裕がある方は、あえてリボ払いをやってみることをオススメします!!
使ってみて初めてわかることもありますよ!!
参考図書: